~今日のひと言~
2006-02-24T00:00:03+09:00
ca92614
心にしみた言葉、感動、共感した文章等を留めてあります
Excite Blog
善悪の判断をしない
http://ca92614.exblog.jp/3245633/
2006-02-24T00:00:03+09:00
2006-02-24T00:00:03+09:00
2006-02-24T00:00:03+09:00
ca92614
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さて、このB子さんの話には、もう一つ大事なポイントがあると思い
ます。
それは、「相手からの見返りを期待せずに、感謝を行動で表す」という
ことです。
もしB子さんが、お母さんからの見返りを期待していたら、肘でっぽ
うをしてくるお母さんを受け入れることはできなかったと思います。
相手からの見返りを目的にするのではなく、「相手を喜ばせること」
「相手に感謝の気持ちを伝えること」を目的にしてこそ、行動し続け
ることができ、ついには、相手の愛を引き出すことができるのです。
ここで大切なのは、善悪の判断をしないことです。
「私は、『感謝の言葉を伝える』という“善いこと”をしているのに、
相手は肘でっぽうを返してくるなんて!どう考えても相手が悪い!」
などと、善悪の判断をし始めると、常に相手を裁くようになってしま
います。
「善いか悪いか」「正しいか間違っているか」の二元論で物事を考え始
めると、自分が正しくて相手が間違っているように思えてきます。
そして、人の判断基準はそれぞれに違いますから、皆が「自分が正しい」
と信じるようになり、「正しさ」と「正しさ」の戦いが始まるのです。
ですから、善悪二元論という“ものの見方”をしていることに、まず気
づく必要があります。
エデンの楽園に住んでいたアダムとイブが、なぜ楽園にいることができ
なくなったか、ご存知でしょう。
蛇にそそのかされ「善悪の知識の木」の実を食べてしまったからですね。
以前、「鏡の法則」を読んだ友人から、次のような質問をされたことが
あります。
「人生が、自分の心を映し出した鏡だというのはわかる。
だけど、すごく心が清く正しいのに、ツキのない人生を歩んでいる人が
いるのはなぜ?
清く正しい心の持ち主なら、もっと豊かな素晴らしい人生を送ってもい
いと思うんだけど。」
清く正しい心の持ち主にもいろいろなタイプがあるとは思いますが、
「自分が清く正しいがゆえに、人の悪が許せない」というタイプの人が
いますね。
正義感が強すぎて、悪を憎み、悪に対して怒っている人です。
心の底で人を裁いていると、自分が裁かれるような人生になってしまう
んですね。
私たちは、「善悪の知識の木」の実を、一度吐き出す必要がありそうです。
「善いか悪いか」「白か黒か」という二元論ではなく、多様性を受け入れ
るだけの“ファジーさ(曖昧さ)”が大切です。
私の本「幸せ成功力を日増しに高めるEQノート」でも、健全なビリーフ
(合理的な考え方)が“ファジーさ(曖昧さ)”を含んでいることをお話
しました。
さて、もう一つB子さんに関連して、おねしょの話です。
おねしょの原因もいろいろあるとは思いますが、悲しみを我慢している
ことがおねしょの原因になることがあります。
本来、悲しい時は、思いっきり泣くのが一番です。
涙がかれるまで泣くと、少し楽になることが多いはずです。
しかし、B子さんのように中学生になると、泣くのを我慢するように
なります。
あるいはB子さんは、小さいころから泣くのを我慢していたのかもし
れません。
すると、涙で悲しみを洗い流す代わりに、おねしょとなって流れ出るこ
とがあるのです。
つまり、おねしょによって悲しみを流そうとしているのですね。
ですから、子どもが心の底から安心できたり、子どもの悲しみが癒され
たりしたことで、その子のおねしょが治ったという例は、枚挙にいとま
がありません。
前回の記事でご紹介した高木さんのご著書「非対立の生きかた」の中に
も、子どもさんのおねしょが一瞬で治った例が出ていました。
by野口嘉則]]>
イジワルな母親?愛に満ちた母親?
http://ca92614.exblog.jp/3245601/
2006-02-23T23:57:13+09:00
2006-02-23T23:57:13+09:00
2006-02-23T23:57:13+09:00
ca92614
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新しいお母さんがやってきました。
←応援のクリック、ありがとうございます(^_^)
そして、その新しいお母さんは、B子にイジワルをしてくるようになった
のです。
そのお母さんは、B子が話しかけても聞こえないふりをしたり、B子のお
やつを横取りして食べたり、B子に向かって「あなたなんか可愛くない」
と言ってきたり・・・
そんな生活が続き、B子は中学生になりました。
あいかわらず、お母さんからのイジワルは続いたそうです。
そしてB子には、悩みが一つありました。
それは、中学生になってもおねしょが治らないことです。
ある日、B子の友だちが家に遊びに来ました。
すると、友だちに向かってお母さんが、こう言ったのです。
「B子ったら、中学生にもなって、おねしょをするんですよ。」
B子は顔から火が出るほど恥ずかしい思いをしました。
B子は心の中で叫びました。
「あの継母(ままはは)のせいで、私の人生はメチャクチャだ。
本当のお母さん、どうして死んでしまったの?」
ところが、その後B子は、何冊かの本を読み、考え方が変わり始めま
した。
自分のことを“被害者”だと思い込んでいることに気づいたのです。
「私はいつも、『あの継母のせいで、自分の人生はメチャクチャだ』と
心の中でつぶやくばかりで、継母との関係をよくするための行動を何も
していなかった!」
そう思ったのです。
読んだ本の中に、次のような言葉が書いてあったそうです。
「よい人間関係を築くには、感謝の言葉を伝えよう。相手からの見返り
をいっさい期待せず、ひたすら感謝を行動で表そう」
そこで、継母に感謝できることを探したら、たくさん出てきたそうです。
・毎日、ご飯を作ってくれている
・おねしょした布団を干していてくれる
・病気になったときは病院に付き添って行ってくれた
・・・などなど
「私は、継母のイジワルなところばかりに固執していたけど、私がここ
まで育ってこれたのは、継母のおかげだ。
私は、継母が家に来たころから、亡くなった母親と比べて、継母の悪い
点ばかり数えていた。
私こそ、最初から継母を『お母さん』として認めていなかった。
よし、まずは感謝の気持ちを表そう!」
B子は、そう決意しました。
仕事の関係でお父さんの帰りが遅いので、夕食はいつも、お母さんと
二人きりで食べていました。
その日の夕食を終えると、
「お母さん、おいしいご飯をありがとう。いつもありがとう。」
と言って、母親の背に回りました。
肩こり症のお母さんの肩をもんであげようとしたのです。
するとお母さんが、
「何するの、気持ち悪い。あなたに触られたら、よけい肩がこるよ。」
と言って、B子の手を振り払ったのです。
B子は、次の日も夕食後に、「お母さん、ありがとう。」と言って肩を
ももうとしました。
すると今度は、お母さんの肘でっぽうが飛んできました。
B子は、3日目も夕食後に「いつもありがとう」と言って、お母さん
の背に回りました。
「何の魂胆があるの?気持ち悪いからやめなさい」と、やはり肘でっ
ぽうが飛んでました。
B子は4日目も、5日目も、6日目も続けました。
毎回、肘でっぽうで拒否されました。
「相手からの見返りを期待せず、ひたすら感謝を行動で表そう」という
言葉が、B子の支えでした。
そして7日目。
いつものように夕食後、「お母さん、いつもありがとう」と言ってお母さ
んの背に回ったら、その日はお母さんがじっとしていました。
そこで心を込めて肩をもんでいたら、しばらくして、お母さんの肩が小き
ざみに震え始めたのです。
どうしたんだろう?と思って、お母さんの顔をのぞきこんでみたら、お母
さんの目から大粒の涙がポタポタと落ち始めました。
まもなくお母さんは「ウワーッ」と泣きながらB子に向かって、こう言
ったのです。
「ごめんなさい!お母さんが悪かった!ほんとにごめんなさい!」
お母さんは、しばらく泣き続けた後、B子のことをギュッと抱きしめて
くれたそうです。
その日から、お母さんはイジワルをしなくなりました。
優しいお母さんに変わったのです。
そしてその日から、B子がおねしょをすることもなくなりました。
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以上、いかがでしたか?
イジワルに見えるお母さんの奥には、愛に満ちた優しいお母さんがいた
のですね。
このB子さんのように、肘でっぽうを喰らっても感謝の行動を取り続け
るためには、「人間は本来、愛に満ちた素晴らしい存在だ!」という
“ものの見方”が必要です。
いわゆる“性善説”ですね。
「今はイジワルをするお母さんでも、お母さんの本質は、愛に満ちている
んだ!」という信念を持って接し続ければ、いずれはお母さんの“愛”を
引き出すことができるのですね。
逆に、「このお母さんは、心底イジワルだ。どうしようもない。」という
信念をもって接すればどうでしょうか?
私たちが相手に対してどんな“ものの見方”をするかということは、相手
との関係に大きな影響を与えるのです。
相手の中の「愛」や「優しさ」や「本質」を信じ続けることができたら、
つまり、“性善説”で相手を見ることをし続けたら、相手の愛や優しさを
引き出すことができるのです。
by野口嘉則]]>
共感能力
http://ca92614.exblog.jp/3124976/
2006-02-01T21:53:05+09:00
2006-02-01T21:53:05+09:00
2006-02-01T21:53:05+09:00
ca92614
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三十年以上前のお話です。
かつて、森繁久弥さんが、目の不自由な子どもたちの学校を慰問した
ことがあるそうです。
テレビの生中継の番組だったそうです。
子どもたちを前にして、森繁久弥さんは「7つの子」を歌ったそうです。
「カラス、なぜなくの~」
そして、二番の歌詞になりました。
「山の古巣へ行ってみてごらん~」と歌って、
そこでパタッと歌を止めたそうです。
生中継ですから、テレビ局の関係者はドキッとしました。
「森繁さんは、歌詞を忘れたんじゃないか?」
一呼吸おいて森繁さんは歌いました。
「まあるい顔した、いい子だよ~」
目の不自由な子どもたちを前にして、
「まあるい目をした、いい子だよ」と歌わずに、
一瞬、子どもたちの気持ちを考えて歌詞を替えたのです。
相手の立場になって、相手の気持ちを理解する能力。
これを「共感能力」といいます。
EQの重要な要素のひとつです。
共感能力が高まると、相手の立場になって相手を理解できるようになります。
また、他人の幸せや成功を自分ごとのように喜べるようになり、人生が
ホットニュースでいっぱいになります。
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■ 子どもを受け入れることができない妻
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このコーナーは、皆さんからいただいた質問に対して、私の考え方を
ご紹介するコーナーです。
今日のご質問は、岐阜県のマッキー・パパさんからのご質問です。
「私には、小学校の2年生と4年生と6年生の子どもがいます。
心理学や子育ての本を読むと、『子どもは受容的に育てることが大切』
と書いてあります。
子どもの気持ちを受けとめたり、子どもの話をさえぎらずに聞いてやる
ことが大切だと書いてあります。
私自身は、かなりできていると思います。
ところが、私の妻は、子育てでイライラしていることが多く、よく子ども
の人格を否定するようなことを言うのです。
妻は、子どもに八つ当たりされるのが嫌みたいで、最後にはキレて、
『あなたの顔をみたくない。あっちに行って!』などと子どもに言って
しまいます。
子どもの心に傷ができてしまわないか心配です。
妻には、子どもとの接し方を変えてほしいと思います。
妻に心理学の本なども見せながら、子どもを受け入れることの大切
さを教えているのですが、しかし、まったく変わりそうにありません。
子育てのことで夫婦喧嘩になることもしばしばです。
野口さんでしたら、どう考えますか?」
マッキー・パパさんは、お子さんが心の傷を受けてしまわないか、心配され
てるのですね。
マッキー・パパさんの愛情の深さが伝わってきます。
奥さまに対しても、「いい子育てをしてほしい」と思われているのですね。
さて、私がマッキー・パパさんの立場にいたとしても、やはり、
「妻には、変わってほしい」 と願うと思います。
そんな私が、心理カウンセリングを学んだ時に、衝撃的な言葉に出会い
ました。
『変えようとするな、解かろうとせよ』
心理カウンセリングで、次のようなことを学びました。
相手を変えようとすればするほど、相手は、
「自分は受け入れられていない。自分は理解してもらってない」 と感じるの
で、よけいに自分をガードし、変わるまいとする。
それから私は、相手を受け入れる修行(?)を始めました。
今も、まだまだ未熟なレベルですが(^_^;
さて、マッキー・パパさんは、奥さまにどんな子育てをしてほしいと願っ
ておられますか?
奥さまが子どもさんたちに、どのような接し方をされるのが理想だと思
いますか?
さて、ここからは、私の個人的な考えです。
一番の近道は、奥さまにやってほしいことを、まずマッキー・パパさん
自身が、奥さまに対してやってあげることだと、私は思います。
奥さまに、子どもたちを受け入れてほしいのでしたら、マッキー・パパ
さんが奥さまを受け入れてあげることが、一番影響力があることだと
思います。
私にとっては、これがけっこう難しい時もありますが・・・(^_^;
奥さまを受け入れるというのは、子どもに対してイライラしてしまう奥さま
のお気持ちや、子どもに対してキレてしまう奥さまのお気持ちを、無批判
に聴いて、受けとめてあげることです。
そして、「そうか、そんなときに腹が立つんだね」と、共感的理解を示す言
葉を返してあげることも、おすすめです。
奥さまにとって、「受けとめてもらえた。理解してもらえた。」という体験が
蓄積されると、それがこんどは、お子さんたちを受け入れる余裕に変わっ
ていくものと思います。
以上は、私の個人的な考えです。
ご参考になれば幸いです。
by野口]]>
目的本位に生きる
http://ca92614.exblog.jp/2988856/
2006-01-09T01:56:38+09:00
2006-01-09T01:56:38+09:00
2006-01-09T01:56:38+09:00
ca92614
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私は、大学2年生の秋ごろだったと思いますが、森田療法を知りました。
そのきっかけになったのは、「森田式生活術」という本です。
森田療法にはいくつかの原則がありますが、その中でも2大原則と言われ
ているのが次の2つです。
(1)あるがままに生きる
(2)目的本位で生きる
まず、「あるがままに生きる」についてお話します。
不安や恐れや劣等感などの感情は、消そうとしても簡単に消えるものでは
ありません。
むしろ、消そうと執着すればするほど、その感情は大きくなっていきます。
私の場合も、人と接する時に、「緊張すまい!」とか「リラックスしよう!」
と思えば思うほど緊張していました。
それでも私は、「緊張しない自分」「対人関係でリラックスしている自分」に
なろうと執着していたのです。
そして、そうなれない自分を自己嫌悪し、苦しんでいました。
森田療法では、「感情はあるがままにしておきなさい」と言います。
緊張しているなら緊張しているままに。
不安であるなら、不安なままに。
また、「緊張したくない!」と焦る気持ちが湧いてきたら、その焦る気持ち
も、あるがままにしておきます。
不安を消したいという気持ちが起きたら、その気落ちもあるがままにして
おきます。
とにかく感情は、そのままにしておくのです。
では、意識をどこに向けるのか?
自分の目的を明確にし、その目的をまっとうする行動に意識を集中するの
です。
これが「目的本位で生きる」です。
例えば、赤面恐怖症の人の場合で説明します。
会議で、あることについて発表しなければならないとします。
自分の出番(=発表する時間)が近づいてくると、緊張感が高まります。
「赤面してしまうのではないか?」という不安が生じます。
ここで、緊張感を解消しようとすると、よけい緊張します。
不安を取り除こうとすると、よけい不安に支配されます。
感情はあるがままに置いておいて、緊張したまま、不安なまま発表するの
です。
「参加者に大切なことを伝える」という目的のために、「発表する」という
行動を取るのです。
これが「目的本位」です。
目的に向けて、なすべきことをするのです。
この時、「うまく話せたか?」「完璧に話せたか?」というプロセスに意識
を向けるのではなく、「発表する」という行動を通して、「大事なことを
伝える」という目的をまっとうしたことに意識を向けるのです。
これをやっていると、「感情に振り回されずに、目的に沿った行動をする」
という生き方が身につきます。
強い生き方です。
私の場合、大学で友人と出くわした時に、「緊張しないように」ということ
に意識をフォーカスするのではなく、次の2つの目的に意識をフォーカス
しました。
「友人のことを知る」
「自分のことを知ってもらう」
そして、そのためになすべきことは、まず「見かけたらこっちから挨拶す
る」そして「その後で話す」ということでした。
それをやり続けていった結果、友達が増えていったのです。
人に接する時の恐怖心はありましたが、人と接することが増え、結果とし
て友人がかなり増えました。
恐怖心があっても、目的に向けてなすべき行動をすれば、友達は増えるの
です。
4年以上も対人恐怖症で苦しんでいた私でした。
友達と充分に接することができずに、孤独感と自己嫌悪で苦しみました。
そして、私の苦しみの原因だったのは、「緊張」や「顔のひきつり」では
なく、「それを理由に友達と話さない」という行動だったのです!
その行動が、孤独な現実を作っていたのでした。
森田療法のおかげで、私は対人恐怖症から抜け出すことができたのです。
徐々に友達が増え、大学生活が楽しくなっていきました。
大学3年生になるころの私は、対人緊張はするけど、対人恐怖症ではなく
なっていました。
by野口]]>
過去の出来事の意味づけを変えることは可能
http://ca92614.exblog.jp/2988834/
2006-01-09T01:50:35+09:00
2006-01-09T01:50:35+09:00
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ca92614
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「私の過去!そして今!」という記事から2回にわたって、私が対人恐怖
症で悩んでいたころの話をしました。
当時の私は、自分が人間関係で苦しんでいることを、誰にも話しませんで
した。
これを話すことは、「自分は普通の人間じゃない。致命的な欠陥のある人間
だ。」ということを人に明かすことになる、と思っていたからです。
そうなると、私のことを誰も相手にしてくれなくなる、と思い込んでいま
した。
大学2年生になったころから3年生になるくらいまでの間に、私は対人恐
怖症ではなくなりました。
もちろん対人緊張はしましたが、人を避けなくなり、友達と付き合うこと
ができるようになりました。
友達もずいぶん増えました。
しかし、自分が高校時代から対人恐怖症で苦しんできたことは、やはり誰
にも言えませんでした。
それは私にとって、あまりにも“暗い過去”の話でしたし、自分の人生の
汚点だと思っていました。
この汚点を消すことはできないし、「この秘密は一生抱えて生きていくしか
ない」と思っていました。
「人間は誰しも、他人に言えないような過去があるものさ。」と自分に言い
聞かせていました。
大学を卒業した私は、リクルートに入社しました。
会社の仕事にヤリガイを感じ、仕事を通じていろいろなチャレンジを楽し
みました。
入社2年目になった時に、私は、新入社員の教育責任者になりました。
私のいた課には、4人の新入社員が入ってきました。
私自身がまだまだ未熟なところも多い状態で、新入社員教育はなかなか大
変でした。
しかし、とてもヤリガイのある仕事でもありました。
どうすれば、4人の新入社員たちが、高いモチベーションを維持しながら
仕事を覚えてくれるのか?
私は日夜、そのことを考えていました。
ところが、2ヵ月くらい経ったころに、4人のうちの1人が、すっかり元
気をなくしてしまったのです。
ある日、その元気がなくなった彼から誘われ、居酒屋に行きました。
話を聞いてみると、うまくやっていく自信がなくなったとのことでした。
「特に、女性の先輩社員とうまくコミュニケーションをとる自信がなくな
った」とのことでした。
当時、私のいた課は7割が女性社員でした。
彼にとっては、この先うまくやっていけるとは思えなかったようです。
「野口さんのように、誰とでもうまくコミュニケーションを取ることは、
僕にはできません。元々、人間関係作りは得意ではないんです。」と彼が
言いました。
内心、私は驚きました。
彼には、私が誰とでもうまくコミュニケーションを取っているように見え
ている、ということが驚きでした。
私としては、あいかわらず対人緊張をする場面も多かったし、苦手な先輩
社員も何人かいたので、彼の言葉は意外でした。
私は、しばらく彼の話を聞いた後で、「俺の話もしていい?」と聞きました。
「ぜひ聞かせてください。」という彼の言葉に促されて、私にも苦手な先輩
がいることや、私が人と接していて緊張するタイプである事を話しました。
彼は、とても興味を持ってきました。
「そうなんですか。野口さん、仕事が楽しそうだし、コミュニケーション
も楽勝で楽しんでるのかと思ってましたよ。」
「たしかに、仕事は楽しいよ。ストレスもあるけど、いろいろチャレンジ
できるし、自分が成長できるからね。」
「そうか、ストレスも込みで楽しめてるんですね。でも、僕なんか、やっ
ていけますかね?学生時代、クラブとかもやってないし、どうも女性とう
まくコミュニケーションを取る自信がないんです。」
次の瞬間、私は自分でも意外な言葉を発していました。
「対人恐怖症って知ってる?」
「えっ?聞いたことありますけど。僕、そこまで病的じゃないですよ。」
「いやいや、俺がその対人恐怖症だったのよ。」
これは、自分でも意外な言葉でした。
自分が対人恐怖症だったことは、一生の秘密として抱えていくものだと思
っていたからです。
しかし、不思議なほど、私には抵抗がありませんでした。
私は高校時代から大学時代にかけての話をしました。
彼は、とても興味深そうに話を聞いてくれました。
ひととおり話し終わった後、彼が言いました。
「いやー、話を聞けてほんとによかったです。なんか、自分もやっていけ
る自信が出てきました。対人恐怖症だった野口さんが、今あれだけ仕事を
楽しんでいるんだから、僕にもできますよね。」
彼の顔が笑顔になっていました。
私は、対人恐怖症の話をしたら人が離れていく、と信じていたこともあっ
たのですが、その時は抵抗なく話をできました。
それはおそらく、自分が目の前の仕事に全力投球できていて、そのことを
幸せに感じていたからだと思います。
そして、「過去の対人恐怖症時代の経験が、今の幸せにつながっている」と
いう確信を持ち始めていたからだと思います。
私の中で「対人恐怖症」は、“過去の汚点”ではなく、“過去の私を最も鍛
えてくれたもの”であり、“幸せな人生の基礎を作ってくれたもの”に変
わっていたのです。
過去の出来事を変えることはできません。
しかし、過去の出来事の意味づけを変えることは可能です。
これが、「過去を変えることができる」という意味です。
「過去の汚点を消すことはできない。私は対人恐怖症だったことを一生、
秘密にしていかねばならない。この事実を変えることはできない。」
と、私は思っていたわけです。
しかし、私にとって、過去の汚点は消えてしまいました。
一生抱えていかねばならない秘密も消えてしまったのです。
I am happy. の生き方が自分のものになったとき、過去のすべての出来事
が、今の幸せにつながる“ありがたい出来事”に変わるのです。
まるで、オセロゲームのようです。
自分の色が白だとします。
どんなにたくさん黒が並んでいても、最後に自分が白を打ったときに、す
べての黒のコマが白に変わるのです。
その一発大逆転を起こしてくれるのが、“I am happy.”という白いコマな
のです。
実は、斎藤一人さんも、「過去を変えることができる」というお話を、「変
な人が書いた 心が千分の一だけ軽くなる話」という本の中で語られてい
ます。
(今日のおすすめ本 参照)
さて、歳月が流れて1999年。
私は、心理コンサルティングのオフィスを開設し、目標の達成を目指す人
に対して、心理手法を使ったサポートをする仕事を始めました。
その時作ったパンフレットの私のプロフィール。
最初の言葉は何だと思いますか?
「元対人恐怖症」
この言葉から、私のプロフィールが始まっていたのです。
by野口]]>
長所伸展法
http://ca92614.exblog.jp/2988806/
2006-01-09T01:43:09+09:00
2006-01-09T01:43:09+09:00
2006-01-09T01:43:09+09:00
ca92614
未分類
仲のいい大学生4人組がいました。
A君とB君とC君とD君です。
彼らは皆、「彼女が欲しい」と思っていました。
そこで彼らは、何回か合コンに参加しました。
A君は、スポーツ万能です。
合コンでは、スポーツが大好きだということをアピールしました。
そして、彼女が見つかりました。
やはりスポーツが好きな女の子です。
B君は、温和な性格で、聞き上手です。
合コンでは、女の子の話に共感を示しながら、聞き役に徹しました。
そして、彼女が見つかりました。
「やさしくて、包み込んでくれるような男性が好き」という女の子です。
C君は、ルックスに自信があります。
合コンには、ビシッとおしゃれにきめて行きました。
そして、彼女が見つかりました。
ルックスを重視する女の子です。
D君は、どのようにしたら女の子にモテるかを考えました。
「スポーツマンはモテるかもしれない」と考え、スポーツマンに見えるよ
う、2ヵ月前からボディー・ビルディングに励み、筋肉をつけました。
また、「やさしい男はモテるはずだ」と考え、合コンの時は、常にやさしそ
うな笑顔を絶やしませんでした。
さらに、「ルックスは重要だ」と考え、整形手術を受けました。
D君は、さらに研究しました。
女の子にウケそうな話題を研究し、その話題に関する本をいろいろ読みあ
さりました。
しかし、D君だけは、彼女ができませんでした。
なぜだと思いますか?
D君だけが、自分がもともと持っている“強み”“持ち味”“長所”を活か
さなかったのです!
その結果、本来の魅力が伝わらなかったのです。
この話は何のたとえ話でしょう?
そうです!
何かを実現したい時に、自分がもともと持っている“強み”“持ち味”
“長所”を活かすのが秘訣なのです。
すでに持っているものを使うのですから、すぐに使えて効果的です。
しかも、すでに強く持っているものは、それだけエネルギーが高く、
説得力があります。
D君の場合、自分本来の“強み”“持ち味”“長所”を活かざず、女の子に
気に入られるために、作り物の自分を演じています。
これでは、仮に彼女ができたとしても、付き合えば付き合うほど、作り物
のうす皮がはがれてしまいます。
「一時的に彼女ができたけど、相性が合わなくなって、すぐに別れた」と
いうことになるかもしれません。
この話は、彼女や彼氏を作るためだけの話ではありませんよ(^_^)
目標達成、自己実現すべてに通じる話です。
船井幸雄さんが、次のようにおっしゃっています。
「ツキのある人になりたかったら、自分の中のツイてる部分と付き合いな
さい。
短所を是正しようとするのではなく、長所を伸ばしなさい。
長所、得意なもの、自信のあるもの、好きなものを伸ばしていると、短
所は消えていきます。」
これが有名な「長所伸展法」です。
さあ、あなたの“持ち味”をおもいきり発揮する時が来ました!
by野口]]>
夢を実現する
http://ca92614.exblog.jp/2988668/
2006-01-09T01:20:11+09:00
2006-01-09T01:19:04+09:00
2006-01-09T01:19:04+09:00
ca92614
未分類
今日は、ディズニー・ワールドとウォルト・ディズニーのお話をします。
ウォルト・ディズニーは、フロリダのオーランドに可能な限りの広大な土
地を買い、ディズニー・ワールドの建設に着手しました。
しかし、完成を待たずして、ウォルトは永眠してしまったのです。
ウォルトが亡くなって5年後、ディズニー・ワールドはオープンしました。
その開園式には、ウォルトの友人達も集まって来ました。
ディズニーワールドの全景を見渡しながら、一人が言いました。
「ウォルトのやつ、さぞやこれを見たかっただろうなー。それなのに、開
園前に死んでしまいやがって。」
すると、もう一人が言いました。
「何を言ってるんだ。ウォルトのやつが先にこれを見たから、ここに建設
されたんだぜ。」
そうです!
ウォルト・ディズニーは、まず心の中にディズニーワールドを描き、それ
を見たのです。
だから、ディズニーワールドは現実のものになったのです。
私たちの人生もいっしょです。
私たちは、まず心の世界で将来を描き、その描いたものを実現していきま
す。
あなたが何を描くかによって、あなたの将来は変わってくるのです。
ぜひ、次の質問の答を考えて、紙に書き出してみて下さい。
この3つの質問だけで人生が変わり始めた人を、何人も知っています!
1.もしも、必ず実現することが保証されるとしたら、どんな将来を描き
ますか?
2.その将来が実現した時に、あなたは何を得ますか?
3.どのようにすれば、必ず実現することができますか?
by野口]]>
解決志向アプローチ
http://ca92614.exblog.jp/2988656/
2006-01-09T01:18:14+09:00
2006-01-09T01:17:07+09:00
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ca92614
未分類
1990年、ヴィクトル・フランクルは、カリフォルニア州アナハイムの7000
人もの聴衆の前で、自分の人生について語りました。
フランクルは、その講演の中で、ポーランドの収容所での“ある一日”のこ
とを語りました。
その冬の日、彼は、他の収容者たちとともに、寒空の下を行進させられて
いました。
重労働と栄養失調のせいで体調を崩していたフランクルは、急に激しく咳
き込みはじめました。
彼はしゃがみこんでしまい、監視人がやってきました。
監視人は、こん棒でフランクルを殴りながら、「すぐに立ち上がらないと、
死ぬまでここに放り出しておくぞ」と言いました。
立ち上がる気力も体力も残っていなかったフランクルは、一瞬、死を覚悟
し、地面にうずくまりました。
しかし、次の瞬間、フランクルは心の中で、ある場面を心に描きました。
彼が想像したのは、戦争が終わった後の“ある場面”でした。
彼が描いたのは、戦後のウィーンで演台に立ち、「死の収容所の心理学」と
題する講演をおこなう自分でした。
収容所での体験をもとにした講演に、聴衆が熱心に聞き入っています。
演台に立つフランクルは、過酷な状況に耐えうる人間と、そうでない人間
がいると論じていました。
そして彼は、こん棒で殴られ、立ち上がる体力が残ってなくて、一瞬死を
覚悟した日のことを話しはじめました。
「私は、皆さんに講演する今日の日を夢見て、立ち上がることができたの
です。監視人は、私を殴るのをやめ、私は歩き始めました。」
以上のように聴衆に語りかける自分をイメージしているうちに、現実のフ
ランクルも立ち上がることができたのです!
心に描いたイメージが、フランクルの気力と体力を引き出したのです。
彼は、収容所まで歩いて戻るあいだも、この講演のことを想像し続けまし
た。
そして、このすばらしい講演を終え、聴衆の拍手喝采を浴びているところ
を想像しながら、寝床についたのです。
そして数十年後、フランクリンのこの講演は、アナハイムで7000人の聴
衆の拍手喝采を浴びたのです。
問題にぶつかった時、原因分析ばかりやって、行き詰ってしまうことがあ
りますね。
そんな時は、問題が解決した後の未来をはっきりと描くのです。
その後で、問題が解決した未来から、現在に立ち返り、「その未来を実現す
るためには、どのようにすればいいか?」を考えるのです。
by野口]]>
あなたらしさ(あなたの価値観)
http://ca92614.exblog.jp/2988636/
2006-01-09T01:12:25+09:00
2006-01-09T01:12:25+09:00
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ca92614
未分類
どのように行動すればいいかも見えてきます。
しかし中には、「将来のイメージが浮かばない」とか「想像するのは苦手」
という方もいると思います。
そこで今回は、“将来のイメージ”とは別の切り口から、充実した人生を
実現する方法をお教えします。
その方法とは、“自分らしさ”から始める方法です。
つまり、自分が自然にワクワクすることを見つけて、そこに時間を投入す
るのです。
“自分らしさ”は、“自分の価値観”と言い換えることもできます。
(選択理論心理学では“自分の上質世界”と言います)
人は、自分らしさ(自分の価値観)にマッチすることをやっている時に、
充実感や満足感を感じて生きることができます。
次の質問は、“あなたらしさ(あなたの価値観)”を探る質問です。
「あなたは、どんな時にあなたらしいですか?」
「あなたは、人生で何を大切にしていますか?」
「あなたが夢中になっているもの(なったことがあるもの)は何?」
その他、「自分の価値観を知る方法とは?」の記事で紹介した質問も、“あ
なたらしさ(あなたの価値観)”を探る質問です。
では、これらの質問を使って、あなたの価値観を探る画期的な方法をお教
えします。
まず、これらの質問に対して、ちゃんとした文章で答えようとしないで下
さい。
なぜなら、人間の頭の中では、数々の言葉(キーワード)が飛び交ってい
るのですが、それらを文章にしようとすると、左脳が優位に働き、多くの
キーワードを取りこぼしてしまうからです。
(左脳は、一度に多くの情報を処理できない)
例えば、「あなたは、どんな時にあなたらしいですか?」という質問に対し
て、私なりに文章で答えると、「自然の中で、家族と遊んでいる時」という
文章が浮かびます。
そして、文章になった時点で、これ以上発想が広がりにくくなってしまい
ます。
そこで、文章にしようと考えずに、質問文に対して頭に浮かんだ言葉(単
語)を、かたっぱしから紙に書き出していきます。
断片的な言葉でOKです。
「なぜ、この言葉が浮かんだんだろう?」などと分析したり考えたりせず
に、浮かんだ言葉はすべて書き出していきます。
たとえば、「あなたは、どんな時にあなたらしいですか?」という質問に対
して、私の中に浮かんだ言葉を挙げてみると、・・・
家族
笑顔
アウトドア
自然
キャンプ
チャレンジ
冒険
困難
情報
加工
実践
実験
「やったぞ!」
励まし合い
コミュニケーション
読書
達成感
再構築
親として
かけがいのないもの
創り出す
チームワーク
・
・
・
まだまだありますが、ここまでにしておきます。
ポイントは、あまり考えずに、ひらめくままに書き出すこと。
リズムに乗って、一気に書き出すことです。
紙(もしくはパソコン上)に書き出すということは、とても重要です。
ぜひ、頭の中で確認するだけでなく、書き出して、目に見えるようにして
ください。
さて、言葉が出尽くしたら、言葉をグループ分けします。
カラーペンなどを使って色でグループ分けしていってもいいですし、言葉
を一つずつポストイットに書き出して、ポストイットをグループごとに集
めて貼り直してもOKです。
私の場合、「チャレンジ」「冒険」「困難」「達成感」「やったぞ!」で、一つ
のグループ。
「チームワーク」「コミュニケーション」「励まし合い」も一つのグループ
になりそうです。
また、「情報」「読書」「実践」「実験」「加工」「再構築」「創り出す」をひと
くくりにすると、
「情報や知識を自分で実践して確かめ、さらに再構築して完成度の高いも
のを創り出す」という私の価値観がが見えてきました。
こんな感じでグループ分けしていくと、自分の価値観のいくつかの側面が
見えてきます。
そしてできれば、グループ分けしたものを、マインドマップの形で紙に整
理してみてください。
マインドマップとは、中心にお題(テーマ)を書き、そこから放射状に書
いていくマップ図のことです。
(詳しくは、今日のおすすめ情報とおすすめ本を参照下さい)
本来、人間の脳は、放射状にモノゴトを考えるようになっているので、こ
のマインドマップは、脳の回路に合ったた記録方法と言うことができます。
実際マインドマップを作ってみると、自分の頭の中にあった情報が、驚く
ほど体系的に整理されます。
ぜひ、以上のやり方で、“あなたらしさ(あなたの価値観)”を整理してみ
て下さい。
“あなたらしさ”を明確にしておくことは、ワクワクした人生を実現
する上で、とてもパワフルに役立つはずです。
by野口]]>
豊かさと繁栄を引き寄せる法則とは?
http://ca92614.exblog.jp/2988596/
2006-01-09T01:05:20+09:00
2006-01-09T01:05:20+09:00
2006-01-09T01:05:20+09:00
ca92614
未分類
ある線路の修繕の現場を視察した時、一人の作業員が近づいてきました。
見ると、約10年前、鉄道作業員としていっしょに働いていた友人でした。
その友人は、今も作業員をしているようでした。
その友人は、次のように話しかけてきました。
「君は随分出世したね。君が社長になった時は驚いたよ。10年前は、おた
がい50ドルの日給をもらうために働いてたのにね。」
社長は答えました。
「そうだったのか。君は50ドルをもらうために働いてたのか。私は、10
年前も今も、この鉄道会社のために、そして、世の中の人たちに快適な移
動や旅をしてもらうために働いてるんだ。」
50ドルをもらおうと思って働いてた友人は、「もらおう」という意識で働
いていたのです。
そこに与える気持ちがなかったのです。
そして、この社長になった人は、同じ作業員の仕事をしていた時も、鉄道
会社のために、世の中のために「与えよう」と思って働いていたのです。
まさに、「与えるものは与えられる」の法則どおり、この社長には高収入や
地位が与えられたのです。
(「潜在意識の法則」も参照ください)
同じ仕事をするときも、その仕事を通じて、自分は「誰に何を与えたいの
か?」「誰に、どのように喜んでもらいたいのか?」に意識を向けてみまし
ょう。
その仕事の楽しさが増すだけでなく、その仕事の結果が違ってきます。
決して、自分のことを犠牲にする必要はありません。
「自分が得たいもの」もアリアリと描きながら、それに加えて、「自分
が与えられるもの」もいっしょに考えるとわくわくします。
何かの勉強をする時は、「それを学ぶことで、誰に何を与えることができる
か?」も考えてみませんか。
人と会うときは、「この人に何を与えることができるか?」を考えるとワク
ワクしてきますよ。
営業マンのYさんは、かつて、新規のお客さんにアポを取って会いに行く
のが苦手でした。
なぜか、躊躇する気持ちが出てきて、行動量も少なかったそうです。
当時は、「お客さんに信頼してもらえるだろうか?話を聞いてもらえるだろ
うか?商品に興味を持ってもらえるだろうか?」と、『もらうこと』ばかり
考えていたそうです。
ある時から、「自分はお客さんに何を与えることができるんだろう?」と考
え始めたそうです。
「お客さんに信頼してもらえなかったとしても、お役に立つ情報を提供で
きないだろうか?」
「話を聞いてもらえなかったら、せめて、お役に立つ資料を渡したいな。」
「商品に興味を持ってもらえない時は、どんな形でお客さんを喜ばせるこ
とができるだろうか?」
これらを考えているうちに、アポ取りを躊躇する気持ちがなくなり、楽し
く営業できるようになったそうです。
by野口]]>
意志力を回復させ強化するトレーニング
http://ca92614.exblog.jp/2988588/
2006-01-09T01:02:47+09:00
2006-01-09T01:02:47+09:00
2006-01-09T01:02:47+09:00
ca92614
未分類
「やるまい」と思っていたことをやってしまったり、「やらねば」と思っ
ていることをやっていなかったり・・・
今日は意志力を取り戻し、強化するためのトレーニング法を教えます。
私自身、やり始めてから驚くほど効果がありました。
会社員のA君(24歳)は、ある資格を取得しようとして勉強中です。
計画では、仕事が終わって家に帰ったら、毎晩3時間勉強することになっ
ています。
しかし、実際はというと・・・
晩ご飯は、コンビニで弁当を買って帰ることが多いのですが、一人暮らし
の家に帰ったら、テレビを見ながら弁当を食べます。
さて、弁当を食べ終わったら、テレビのスイッチを切って勉強し始めたい
ところです。
しかし、ついついテレビを見てしまいます。
「こんなことではダメだ」と思いながら、テレビを見てしまうのです。
一つの番組が終わったら、次の番組を見てしまいます。
何かうしろめたいような気持ちを感じながら、テレビを見てしまい気がつ
いたら夜おそくになっています。
そして、「今日も勉強できなかった」と自己嫌悪の気持ちに駆られながら、
就寝します。
主婦のB子さんは、部屋を掃除するのが苦手です。
「今日は、リビングルームを掃除しなきゃ」と思いながら、ズルズル後回し
にしてしまい、気がついたら夜になっています。
また、掃除をし始めても、床に置いてあった雑誌を、いつのまにか読み始
めたりして、はかどりません。
「私はダメだ」と落ち込んでしまいます。
さてここで、意志力を回復させ強化するトレーニング法を紹介します。
行動を起こすときに、まず声に出して宣言し、その後で宣言したように行
動するのです。
好ましい行動であれ、好ましくない行動であれ、まず声に出してから行動
することを徹底して下さい。
これをやり続けていると、意志力が回復されます。
例えば、A君の場合でしたら、「テレビのスイッチを入れて弁当を食べる」
と声に出して宣言します。(必ず声に出すこと)
そして、宣言したとおりにテレビのスイッチを入れ、弁当を食べ始めるの
です。
弁当を食べ終わるころ、「食べ終わったらテレビのスイッチを切る」と声に
出して宣言することもできます。
声に出して宣言するだけでも、実行する確率が高まります。
あるいは、スイッチを切れそうになかったら、「テレビを見続ける」と声に
出して宣言してから見続けるのです。
こうすると、「意思に反して見てしまっている」という感覚ではなくて、
「自分の意志で見続けている」という感覚になります。
同じ行動でも、宣言してからやると、自分の意志の下に行っている感じが
するわけです。
「意思に反して見てしまっている」という感覚だとズルズルいってしまい
やすいのですが、「自分の意志で見続けている」という感覚だと、意志の力
を働かせやすくなります。
「テレビを見続ける」と宣言しながら、さらに「○時になったらスイッチ
を切る」とか「この番組が終わったら切る」などと宣言するのも効果的です。
B子さんの場合だと、「今からリビングルームを掃除する」と声に出してか
ら掃除を始めます。
そして、一つ一つの行動を宣言しながらやっていきます。
例えば、
「床に置いてある物を片付ける」
「掃除機をかける」
「棚の整理をする」・・・など
掃除中、どうしても床に置いてある雑誌を読みたくなったら、うしろめた
い気分で自己嫌悪しながら読むのではなくて、「この雑誌を読む」と宣言し
て、自分の意志で読むのです。
気持ちよく読めて、早く掃除に戻れます。
この訓練を続けることで、「自分は意志が弱い」というセルフイメージが取
れてきて、意志のコントロール力が高まってきます。
次に紹介するのは本で読んだ話です。
ある母親が、自分の子どもに対して、いつもひどい言葉で怒りをぶつけて
しまっていたそうです。
「なんで、あんなふうに怒鳴ってしまったんだろう。私って、ダメな母親
だ。」と、いつも反省するのですが、怒っている最中は、意志力が働かない
のです。
そこで、この方法を知った母親は、怒鳴ってしまいそうな時は、まず「今
から、あなたを怒鳴る」と宣言してから怒鳴るようにしたそうです。
すると、意志が働きはじめて、以前よりズッと早く冷静な状態に戻れるよ
うになったそうです。
by野口]]>
望む人生
http://ca92614.exblog.jp/2988567/
2006-01-09T01:00:12+09:00
2006-01-09T01:00:12+09:00
2006-01-09T01:00:12+09:00
ca92614
未分類
YESと答えることができる人は、意外に少ないようです。
逆に言えば、「このままでは、望む人生は実現できない」とわかっていて、
妥協して生きている人が多いということですね。
「いつかは、なんとかする」と思いながら。
あなたは、どうですか?
望む人生を実現するための行動を起こさない人が多いのは、なぜでしょう
か?
さてここで、とても重要な2つの質問をします。
あなたが望む人生を実現するための鍵となることを確認する質問です。
1.あなたは、「どんな人生を実現したいか」を明確に具体的に語れますか?
2.その人生を手に入れるためには、“何が必要なのか”を知っていますか?
以上の2つの質問に対してYESと答えられるようになることが、望む人生
を実現するための条件です。
今日は特に、2つ目の質問に対する答、つまり「望む人生を実現する材料」
について考えてみたいと思います。
料理を作ることを例に考えてみましょう。
たとえば、あなたが「カレーライスを作って食べたい」と思ったとします。
そこであなたが、カレーライスを作るために必要な材料を知らなかったら、
あなたは永久にカレーライスを食べることができませんね。
「たしか、カレーには牛肉とニンジンが入っていたな」と考えて、牛肉と
ニンジンばかりを集めても、カレーライスはできません。
牛肉とニンジンはカレーライスの材料にはなりえますが、これらが無くて
もカレーライスは作れます。
逆に、カレールーやお米など、カレーライスを作るには不可欠な材料を知
らない限り、永遠にカレーライスを作って食べることは実現しません。
私達は、知らない材料を「調達しよう」とは思わないのです。
望む人生を実現するためには、望む人生を実現するために必要な材料を
知っておくことが、とても大切なことなのです。
もちろん、どんな人生を望むのかによって、必要となる材料も違ってきま
す。
しかし、すくなくとも幸せな人生を実現するためには、不可欠な材料と
いうのがあるのです。
まず、あなたが望む人生を実現するために必要な材料を挙げてみてください。
読むのを一旦やめて、書き出してみてください。
どんな材料が挙がりましたか?
ある人は、次の8つを挙げました。
お金、才能、友達、家族、名声、美貌(ルックス)、自由な時間、運(ツキ)。
なるほど!
しかし、この8つでは、決定的に大切なものが欠けていますね。
そう、必須材料が1つ欠けています。
その答を知るために、一人のハリウッド・スターを例に考えてみましょう。
マリリン・モンローといえば20世紀を代表するハリウッド女優の一人で
すね。
彼女は、ある時期から運(ツキ)にも恵まれ、女優として大成功しました。
彼女は、美貌だけでなく、名声と富も手に入れたのです。
しかし、彼女の生活は孤独に満ちたものだったと言われています。
睡眠薬や精神安定剤などのドラッグやアルコールにおぼれるようになり、
自殺も何度か図りました。
そして、36歳の時に、自宅で死んでいるのを発見されました。
血液中から大量の睡眠薬が検出されたそうです。
「高収入を得ることができれば幸せになれる」
「名声を得て、たくさんの人から愛されれば幸せになれる」
「美しくなれば幸せになれる」
そう信じて頑張って、そして成功して、だけど幸せではない、という人が
たくさんいます。
もちろん、収入も名声も美も、手に入れるにこしたことはないでしょう。
しかし、「それらさえ手に入れば幸せになれる」ということでもなさそうで
す。
幸せな人生、望む人生を実現するためには、
“望む人生を実現するような考え方・生き方”をする必要があります。
これこそ、不可欠な材料なのです。
では、この“望む人生を実現するような考え方・生き方”をするためには、
どうすればいいのでしょうか?
実は、“望む人生を実現するような考え方・生き方”は、元々、私たちの中
にあるのです。
そのことを忘れて、外部にのみ答えを求めてしまうと、様々な人の意見や
アドバイスに振り回されることになります。
(メーテルリンクの“青い鳥”に出てくる、チルチルとミチルのようです)
「自分の中にあるって言われても・・・、私はマイナス思考だし、人生う
まくいってないし・・・」と思う方もいるかもしれませんね。
私たちの中には、“望む人生の実現を妨げる考え方”もあるということに、
気づく必要があります。
これは、私たちの無意識の中に習慣化された考え方です。
この妨げとなる考え方に気づき、それを解除していくことが、確実に望む
人生を実現する方法なのです。
これらを解除していけば、本来私たちの中にある“望む人生を実現するよ
うな考え方・生き方”が活性化してきます。
by野口]]>
その出来事に対する受け止め方
http://ca92614.exblog.jp/2988560/
2006-01-09T00:58:05+09:00
2006-01-09T00:58:05+09:00
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ca92614
未分類
商店経営をしている I さんには、妻と3人の子どもがいます。
I さんは、「よい夫でありたい。よい父親でありたい。家庭を安らげる場
にしたい。」と、以前から思っています。
しかし、現実はというと、I さんの家庭では夫婦喧嘩が絶えません。
I さんは、妻の言動に腹を立てることが多く、すぐに怒鳴りつけてしまい
ます。
自分のやり方に対して、妻から反対意見を言われると、すぐにカッとなる
のです。
また、何かを「やってほしい」と妻に頼んだ時に、妻から断られると腹が
立ちます。
腹が立って怒鳴りつけると、妻も負けてはいません。
こうして夫婦喧嘩が始まります。
I さんは決して自分からは謝らないので、妻が冷静になって謝ってくるま
で喧嘩が続きます。
また、子どもが妻の味方でもしようものなら、子どもに対しても怒りをぶ
つけてしまいます。
そして、I さんは後でいつも反省します。
「心の広い人間になりたい。すぐに怒ったりせず、いつも冷静でいたい。」
と思うのです。
I さんは妻と子どもを愛していて、よい夫・よい父親になりたいと心から
思っています。
では、なぜ I さんは、すぐに腹を立てて、妻や子どもに怒りをぶつけてし
まうのでしょうか?
この謎解きをする上で、以前の記事でご紹介したABC理論が役に立ちま
す。
同じ出来事に出会っても、人それぞれ反応の仕方が違います。
たとえば、自分のやり方に対して、妻が反対意見を言ってきた時に、すべ
ての夫が I さんのように腹を立てるわけではありません。
「なるほど、そういう考え方もあるのか。」と、妻の意見に興味を持ち、
参考にする夫もいます。
「俺は自分のやり方でやりたいけど、助言してくれたことはありがたい。」
と妻に感謝する夫もいます。
「二人で話し合って、よりよいやり方を探ろう。」という夫もいるでしょう
し、妻の意見を聞いているふりをして聞き流す夫もいると思います。
同じ出来事に出会っても、人それぞれ、「その出来事に対する受け止め方」
が違うのです。
その結果、「どんな感情を抱き、どんな行動を取るのか」が違ってくるわけ
です。
そして、出来事に対する受け止め方を決めているのは、その人のビリーフ
(信じ込み)なのです。
A=Affairs(Activating Event)=出来事
B=Belief=信じ込み
C=Consequence=結果(結果として起きる感情や行動)
出来事(A)を、その人の信じ込み(B)で解釈し、結果としての感情や
行動(C)が起きるわけです。
I さんの場合、「妻が反対意見を言ってくる」という出来事(A)に対して、
結果的に(C)腹を立ててしまいます。
どんなビリーフ(=信じ込み・B)を持っているのでしょうか?
例えば、次のビリーフ(信じ込み)を持っているかもしれません
・妻は夫のやり方を理解し支持するべきだ
・妻は夫のやり方に反対するべきではない
これらのビリーフを持っていると、反対意見を言う妻を、「なぜか、その場
では受け入れられない」ということになりそうです。
しかし、夫も妻も、違う環境で育ってきた人間ですから、実際は意見が違
うのがふつうの現実です。
自分のやり方を理解してもらえないということは、日常的にあるはずです。
ところが、上の2つのビリーフを持っていると、そういったふつうの現実
を受け止めることができません。
「現実に臨機応変に対応できないビリーフ」を、アルバート・エリス博士
は、「非合理的ビリーフ」を呼びました。
「・・・であるべきだ」「・・・であらねばならない」というビリーフは、
ふつう「非合理的ビリーフ」です。
一方、現実に臨機応変に対応できるビリーフを「合理的ビリーフ」と言い
ます。
例えば、「妻は夫のやり方を理解するにこしたことはない」というビリーフ
(=合理的ビリーフ)を持っている夫だったら、妻に反対意見を言われた
時に、少しがっかりすることはありますが、激怒したりすることはありま
せん。
健全な「合理的ビリーフ」の特徴は、ファジー(=あいまい)です。
「妻は夫のやり方を理解するにこしたことはないが、そうでないこともあ
りうる。」というように、融通の利いた受け止め方ができるのです。
また、腹が立つと妻に怒鳴りつける I さんは、次のビリーフを持っている
可能性もあります。
・相手を変えるためには、怒りをぶつけて、イヤな思いをさせるのがよい
・相手に気づかせるためには、相手を非難するのがよい
このように信じていると、相手を変えるために、攻撃的なスタンスを取っ
てしまうのですが、実際そのやり方は逆効果になることがほとんどです。
これらも、非合理的ビリーフと言えそうです。
他にも I さんはいくつもの非合理的ビリーフを持っている可能性があります。
例えば、
・自分の考え方のほうが、妻の考え方よりも常に正しい
・妻は夫からの協力要請を断るべきではない
・家族は父親を立てるべきだ
・負けてはならない(常に勝たねばならない)
・謝ることは負けることである
いずれにせよ、「よい夫・よい父親になりたい」と思うのであれば、自分の
中の非合理的ビリーフを見つけて、それを解消するトレーニングをすること
が、最も根本的にして、最短の近道なんです。
by野口]]>
ビリーフ
http://ca92614.exblog.jp/2988525/
2006-01-09T00:53:40+09:00
2006-01-09T00:53:41+09:00
2006-01-09T00:53:41+09:00
ca92614
未分類
そして、私たちの人生の悩みを創り出しているのは、ビリーフの中でも、
非合理的なビリーフやネガティブなビリーフです。
では、あなたの人生にとって、最も妨げになっているビリーフを見つけ出
し、それを書き換えることができたらどうでしょう?
あなたの人生はどのように変わるでしょうか?
私自身、いくつかのビリーフを書き換えることによって、驚くほど人生が
変わりました。
ストレスが激減し、次々と目標達成できるようになり、毎日を存分に楽し
めるようになりました。
もちろん、未処理の非合理的ビリーフも、まだまだありますが(^_^;
また、多くのクライアントさんのサポートを通じて、「ビリーフを書き換え
ることによって起こる、人生の劇的な変化」をたくさん見てきました。
今回は、ビリーフと人生の関係について、さらに詳しくお話しましょう。
次のビリーフを持っている人は、どんな人生を送ると思いますか?
(1)「人から認められるべきである」
(2)「人から認められようとするべきでない」
(3)「お金をたくさん持つことは悪いことである」
(4)「相手を傷つけるべきではない」
(1)の「人から認められるべきである」というビリーフを持っていると、
常に、人からどう見られているかが気になるので、人からの評価に対して
一喜一憂します。
人からの評価を得られない時は、とても不安になります。
よい仕事をしたとしても、人から認められないと満足できないので、「縁の
下の力持ち」的な仕事では満足できません。
また、よい評価を得ようとして、自分を実力以上に見せようとすることもあ
ります。
(2)の「人から認められようとするべきでない」というビリーフを持っ
ていると、人から認められようとする自分を責めてしまい、自己嫌悪にな
りがちです。
また、人からの評価を得ようとして頑張っている人を見ると、受け入れら
れません。
(3)の「お金をたくさん持つことは悪いことである」というビリーフを
持っている人は、以外に多いのです。
頭では「もっと収入が欲しい」「経済的に豊かになりたい」と思っていても、
心の底で(無意識レベルで)「お金をたくさん持つことは悪いことだ」と信
じ込んでいると、お金が不足する人生を創ってしまいます。
「こんなに頑張っているのに、どうしてお金がたまらないんだろう」と思
っている人の中には、このビリーフを持っている人が、かなりおられます。
「お金は汚いものである」というビリーフも、同様の人生を創り出します。
子ども時代に、親から「お金を儲けるのはあさましいことだ」「お金は人生
を狂わせる」と教えられた結果、こうしたビリーフを持つ人もいます。
また、多くの童話や物語が、“お金持ち”を“悪い人”として描いています。
(4)の「相手を傷つけるべきではない」というビリーフを持っている人
は、相手を傷つけないことを優先するあまり、自分自身が我慢することが
多いです。
また、相手に対してはっきり言ってあげた方がいいことも、遠まわしな言
い方しかできずに、結果として相手に伝わらないことがあります。
たしかに、相手を傷つけないにこしたことはないのですが、「傷つけるべ
きではない」と信じてしまうと、非合理的ビリーフですね。
さて、ここでビリーフの重要な特徴をお伝えします。
ビリーフは、頭で考えていることではなく、無意識レベルで信じ込んでい
ることです。
ですから、自分では自覚できていないことが多いのです。
例えば、「失敗するべきでない」というビリーフを持っている人がいるとし
ます。
その人に、「あなたは、『失敗するべきでない』という考えを持っています
か?」と質問すると、次のような答えが帰って来ることも多いのです。
「いいえ、思いません。失敗を避けてたら何もできませんから。」
これは、その人の考えです。知識です。
しかし現実には、何かをやろうとすると躊躇してしまい、行動を起こせな
かったりします。
この人は、自分が「失敗するべきでない」というビリーフを持っているこ
とを自覚していないのです。
例えば、茶色のレンズのメガネをかけていれば、世界は茶色っぽく見えま
す。
つまり、世界をそのまま見ているのではなく、茶色という色を付けて見て
いることになります。
しかし、ずっとそのメガネをかけていると、そのメガネを通して見ている
ことを忘れてしまいます。
茶色という色をつけて見ていることを忘れてしまって、自分が世界をあり
のまま(原色のまま)に見ていると錯覚してしまうのです。
ビリーフというのは、このメガネのようなものです。
私たちはビリーフというフィルターを通して現実を解釈しているんですが、
そのことを自覚していなくて、「自分は現実を正しく解釈している」と思い
込んでいるのです。
ということで、望む人生を実現するためには、それを最も妨げているビリ
ーフ(=ネックになっているビリーフ)を見つけ出し、それを書き換える
ことが、劇的な前進をもたらします。
ネックになっているビリーフの見つけ出し方も、このブログでお教えする
予定です。
また、無意識にインストールされたビリーフを書き換えるには、効果のあ
る手法を使うことが大切です。
特に効果的な心理手法は、論理療法、認知療法、TAの再決断療法などで
す。
私のクライアントさんの中で、ビリーフの書き換えをテーマにされた方達
には、これらの手法を使って、目覚しい成果が出ています。
目標を達成し始めた人や望む人生を実現し始めた人がたくさんおられます。
by野口]]>
人生は電話帳のようなもの
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2006-01-09T00:46:02+09:00
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ca92614
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「たくさんの人(登場人物?)で成り立っている」ということです。
昨日、記事を書いている途中に思いついた喩えです。
それにしても、電話帳に載っている人の数は半端じゃないですね。
「いくらなんでも、そんなにたくさんの人には出会えないんじゃないか?」
って考えも浮かびました。
しかし、次の瞬間、こう考えました。
「待てよ、直接出会う人だけでなく、出会うことのないたくさんの人達の
存在もあって、自分の人生が成り立っているのでは。」
例えば、私がこうしてブログを通じて、私の考えたことを皆さんに読んで
もらえるということは、
・コンピューターを発明した人
・コンピューターの進歩に携わった人達
・ブログというものを思いついた人
・工場で、私が使っているパソコンを組み立ててくれた人
(私のパソコンはNECなので、NECの工場の人ですね)
・インターネットプロバイダーで働く人達
・電力会社で働く人達
・電気を発見した人
その他、たくさんの人の存在があって成り立っているわけですよね。
こう考えると、人生ってすごいですね。
さらに私がこうして存在するのは、父と母のおかげです。
もう一代さかのぼると、2人の祖父と2人の祖母(合計4人)がいるわけ
です。
こうして先祖をさかのぼると、三代前で8人、四代前で16人、十代前で
1.024人、そして二十代前で1,048,576人。
誰かが一人でも生きていなかったら、今の私の人生はないんですね。
相田みつをさんがおっしゃるように、「たくさんのご先祖の、命のバトン」
を受け継いでいるんですね。
人生で出会うことがない人達も含めて、天文学的な数の人達の存在の恩恵
を受けて、私の人生が成り立っている。
書きながら感動してきました。
ましてや、人生で出会う人達というのは、すごい縁なのかもしれませんね。
今この瞬間、この文章を読んで下さってるあなたと、ブログを通じて出会
えていることに感謝!
予定外に、なんか深遠な気持ちになってきましたが・・・
話を続けます。
実は、今朝目が覚めた時に、もう一つ思いついたのです。
「人生は、電話帳」という喩えの意味を。
すぐに枕元のメモに書き留めました。
(いつも枕元にメモ用紙とペンを置いて寝るのですが、これは超おすすめ!)
朝思いついたのは、次の言葉です。
「人生は、愛(アイ)から始まる」
電話帳もアイ(=アイウエオ順)から始まりますね(笑)
どういうことか説明しますね。
私たち人間は、一人では生きていけない状態で人生がスタートします。
生まれたばかりの赤ん坊は、一人では生きていけない。
誰かの愛がないと、三日と生きることはできないですよね。
私たちは間違いなく、赤ちゃんの時に、誰かの愛によって育まれたはずで
す。
その愛のおかげで、今こうして生きていられる。
どんな境遇に生まれてこようとも、そこに愛がまったくなければ、私たち
は生きていくことができなかったはず。
つまり、人生は愛から始まっている。
そんなことを感じました。
ということで、
「人生は電話帳のようなもの。
愛(アイ)によって始まり、たくさんの人によって成り立つ。」
by野口]]>
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