キーワードは、「今を生きる」。
なぜ「今を生きる」ということが、自己実現の極意なんだと思いますか?
それは、「今」に集中することで、
私たちの心の力が最大限に発揮されるからです。
太陽の光を虫ネガネで紙の一点に集めると、
火がつきますね。
同様に、私たちの意識を「今」という一点に集中すると、・・・
心の力が最大限に発揮されて、
望む人生が実現し始めるのです。
そこで今日から、
・「心の力の偉大さ」についての確信が強まる話
・心の力を最大限に活用するテクニック
などを紹介していきたいと思います。
今日は、心の力の中でも、
「たくさんのアイデアをもたらしてくれる力」について話します。
ミシンの針の話からしてみたいと思います。
ミシンの針には、先の方に穴があいていますね。
それを発明したのは、エライアス・ボウという人です。
針の先に穴をあけるというのは、画期的な発明だったのですが、
そのヒントは夢から得られたのです。
ボウは、夢の中で、槍を持った男に追いかけられたのですが、
ふと振り返ると、その槍の先に穴があいていたのです。
目を覚ました彼は、
「このアイデアは開発中だった機械(ミシン)に使える」とひらめき、
その結果、ミシンの針が発明されたのです。
また、湯川博士は中間子理論を、夢の中で思いついています。
ベンゼン核の構造を解明したケクレは、来る日も来る日も考えて解けな
かったベンゼン核の原子配列を、夢の中で解明しました。
「宝島」などの小説を書いたスチーブンソンは、作品の展開については
潜在意識に任せて眠ったそうです。
そして翌朝になると、きちんとストーリーが浮かんできたそうです。
潜在意識(無意識)は「無限のアイデアの宝庫」と言われています。
これをうまく活用することは、自己実現の秘訣です。
潜在意識からのアイデアは、リラックスしている時にやってきます。
時間に追われているときは、なかなかやってこないことが多いのです。
古来、アイデアがひらめく場所は「三上」と言われてきました。
「馬上」「厠上」「枕上」です。
今なら「交通機関の移動中」「トイレの中」「寝床」ですね。
アルキメデスの場合は、お風呂でしたよね。
いずれにせよ、リラックスできる場所なんです。
「ブレイクアウト!」の著者ハーバート・ベンソン博士も、
ブレイクアウト(=創造性と最高のパフォーマンスを発揮できる状態)
を起こす要素として、「リラックス」を挙げています。
ただ、リラックスすればいいというわけではありません。
徹底的に集中して取り組み(=今やっていることに集中する)、
その後で、それを手放してリラックスするのです。
考え抜いた後は、潜在意識(=アイデアの宝庫)にゆだねるのです。
私の場合、これまでたくさんのヒントやアイデアを夢からもらっていま
す。
このブログの記事も、朝の夢の記録から生まれた記事がたくさんありま
す。
たとえば、「人生は電話帳のようなもの」という記事に書きましたが、
電話帳にたとえた2つ目の意味は、朝目が覚めた瞬間に思いついたもの
です。
紙に書きとめて、後で読んでみて、
「なるほど!これは、いい話だな~」
と自分で感心するわけです(^_^)・・・自己満足(笑)
出版する本の原稿を書くに当たっても、夢をずいぶん活用しています。
朝目が覚めた時に思いついた“画期的なアイデア”をいくつも採用して
います(^_^)(^_^)(^_^)
夢からアイデアをもらいたい人は、何についてのアイデアがほしいかを
明確にする必要があります。
そのことに対して日ごろから集中して取り組み、考え抜き、その上で、
「・・・についてのアイデアがほしい」と思いながら寝てみて下さい。
枕の近くに紙(メモ)とペンを用意して寝ることも必須です。
人は、一晩にいくつかの夢を見るそうですが、
目覚めて起き上がってしまうと、1分もしないうちに、ほとんどの夢を
思い出せなくなるそうです。
ですから、目覚めた直後のふとんの上で、書き出す必要があるのです。
最初のうちは、ストーリーは思い出せないかもしれませんが、断片的な
キーワードだけでも、頭に浮かんだら書きとめてください。
また寝る前に、「明日の朝目覚めたら、夢を一つ思い出す」と暗示しなが
ら寝るのも効果的です。
寝ている間だけではありません。
潜在意識は24時間休まず活動しています。
最も重要なことに集中して全力で取り組み、その後は潜在意識にゆだねて
リラックスすると、潜在意識はフル稼働で、アイデアの宝庫からヒントを
もたらしてくれるのです。
by野口