今日はまず、たとえ話から始まります。
仲のいい大学生4人組がいました。
A君とB君とC君とD君です。
彼らは皆、「彼女が欲しい」と思っていました。
そこで彼らは、何回か合コンに参加しました。
A君は、スポーツ万能です。
合コンでは、スポーツが大好きだということをアピールしました。
そして、彼女が見つかりました。
やはりスポーツが好きな女の子です。
B君は、温和な性格で、聞き上手です。
合コンでは、女の子の話に共感を示しながら、聞き役に徹しました。
そして、彼女が見つかりました。
「やさしくて、包み込んでくれるような男性が好き」という女の子です。
C君は、ルックスに自信があります。
合コンには、ビシッとおしゃれにきめて行きました。
そして、彼女が見つかりました。
ルックスを重視する女の子です。
D君は、どのようにしたら女の子にモテるかを考えました。
「スポーツマンはモテるかもしれない」と考え、スポーツマンに見えるよ
う、2ヵ月前からボディー・ビルディングに励み、筋肉をつけました。
また、「やさしい男はモテるはずだ」と考え、合コンの時は、常にやさしそ
うな笑顔を絶やしませんでした。
さらに、「ルックスは重要だ」と考え、整形手術を受けました。
D君は、さらに研究しました。
女の子にウケそうな話題を研究し、その話題に関する本をいろいろ読みあ
さりました。
しかし、D君だけは、彼女ができませんでした。
なぜだと思いますか?
D君だけが、自分がもともと持っている“強み”“持ち味”“長所”を活か
さなかったのです!
その結果、本来の魅力が伝わらなかったのです。
この話は何のたとえ話でしょう?
そうです!
何かを実現したい時に、自分がもともと持っている“強み”“持ち味”
“長所”を活かすのが秘訣なのです。
すでに持っているものを使うのですから、すぐに使えて効果的です。
しかも、すでに強く持っているものは、それだけエネルギーが高く、
説得力があります。
D君の場合、自分本来の“強み”“持ち味”“長所”を活かざず、女の子に
気に入られるために、作り物の自分を演じています。
これでは、仮に彼女ができたとしても、付き合えば付き合うほど、作り物
のうす皮がはがれてしまいます。
「一時的に彼女ができたけど、相性が合わなくなって、すぐに別れた」と
いうことになるかもしれません。
この話は、彼女や彼氏を作るためだけの話ではありませんよ(^_^)
目標達成、自己実現すべてに通じる話です。
船井幸雄さんが、次のようにおっしゃっています。
「ツキのある人になりたかったら、自分の中のツイてる部分と付き合いな
さい。
短所を是正しようとするのではなく、長所を伸ばしなさい。
長所、得意なもの、自信のあるもの、好きなものを伸ばしていると、短
所は消えていきます。」
これが有名な「長所伸展法」です。
さあ、あなたの“持ち味”をおもいきり発揮する時が来ました!
by野口