「人生にオーダーする時は具体的に!」
この話には続きがあります。
「具体的過ぎるオーダーは要注意!」
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想像してみてください。
たとえば、私が鍋料理を食べたくて、それをオーダーするとします。
そこで、メインの具材だけでなく、すべての具材を事細かに指定し、調味
料の配合の比率から火加減に至るまで完璧に指定したらどうでしょう?
厨房に控えている一流の料理人たちは、腕をふるう余地がありませんね。
「そんなに注文が多いなら、ご自分で作っては?」と言ってきそうです。
細かいところは彼らに任せておけば、私が知らない絶品の具材も使って、
絶妙の配合でダシをとって、
「これだ!こんな鍋料理が食べたかったんですよ」という料理を作って
くれるかもしれません(^_^)
そう考えると、私としてはメインの具材(はずせない具材)と基本的な味
の好みをしっかり伝えて、細かい部分はおまかせしておくのがいいですね。
たとえば次のような目標を、どう思いますか?
ある独身男性(23歳)の目標の例です。
「会社では、同期の中でも一番に出世し、3年以内に経営企画部門(=エ
リートコース)に異動。
そこでの仕事が認められ、関連会社の社長に抜擢。
そこで経営を3年学び独立する。
ついにオーナー経営者になり、順調に事業を伸ばし、40歳までに引退。
その後は、経営を人に任せ、自分は好きな旅行を楽しみながら、ゆとり
ある生活。」
おどろくほど具体的な目標ですが、
本当に実現したいことがぼやけてしまってる感じですね。
もし、出世して独立して事業を伸ばす目的が「40歳までに、好きな旅行を
楽しみながら、ゆとりある生活を実現すること」であるならば、
手段としてのスケジュールまで細かく決め過ぎるのではなく、
人生にオーダーするのは、その本来の目的にしぼってみではどうでしょう。
「40歳までに、好きな旅行を楽しみながら、ゆとりある生活を実現する」
という本来の目的を人生にオーダーして、それに至る細かなスケジュール
は、ケースバイケースで臨機応変に対応できるようにしておけば、・・・
予想もしなかったような幸運なストーリー展開があって、自分が想像して
いたよりも早い期間に、理想的に実現するかもしれないのです。
人生のレストランの厨房に控えているのが、超一流の料理人たちであるこ
とを信頼して、必要なことに絞ってしっかりオーダーして、細かいところ
はおまかせする。
これが、おすすめのオーダーの仕方です。
レストランの厨房にいる料理人たちの腕前のすごさを知りたい方は、
「潜在意識の法則」を知るのが一番です。
次の記事が参考になります。
→成功法則が作用しない人はいるのか?
さて、あなたが本当に実現したいことは何ですか?
あなたの本来の目的は何ですか?
それをオーダーしましょう。
あと、こういうオーダーをするケースは、どうでしょう?
「1年以内にA子さんと恋人になり、その後1年以内に結婚する。」
たしかに、好きな異性がいる場合、その相手と恋人になれたり、結婚でき
るとしたら、それはとても幸せなことですよね。
そのために、勇気をもって行動する価値はありそうです。
しかし、相手には相手の人生があるので、その相手が必ずしも自分の結婚
相手になるとは限りません。
こんな言葉があります。
「ストーリーは自分が描き、キャストは天が決める」
「最愛のパートナーを見つけて、幸せな家庭を築く」というストーリーは
自分が決めることができますが、
その相手が誰になるのかを決めるのは天が決めるということですね。
もちろん、行動し努力することはできますが、ベストを尽くした後は、天
の采配を信頼して受け入れるしかないわけです。
さあ、厨房に控える最高の料理人たちを信頼して、あなたが本当に望むスト
ーリーを、オーダーしましょう。
by野口